さらに記事の後半では、この記事を読んでくれた方が試合で活躍できるように、インフィールドの場合の打者や走者のベストな動きを紹介します。
ぜひ最後までご覧くださいね!
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この記事の目次
インフィールドフライになる条件とは?
早速ですが、インフィールドフライになる条件です。条件が多いですが、しっかり覚えてくださいね。
- 0アウトまたは1アウトで
- ランナー1•2塁またはランナー満塁で
- 内野手が普通に守備をすれば捕れる平凡なフライが打ち上がって
- 審判がインフィールドフライを宣告したとき
つまり、「0アウトまたは1アウト」で「ランナー1•2塁またはランナー満塁」のときは、インフィールドフライがあるケースだなと心の準備をしておいてください。そして、打者が内野に平凡なフライを打ち上げ、審判がインフィールドフライを宣告すれば、インフィールドフライになります。
いくら「平凡なフライだ!」と思っても、審判が宣告しなければインフィールドフライにはなりません。なので、審判がインフィールドフライを宣告するかどうかをしっかり確認してくださいね。
審判はインフィールドフライをどのように宣告する?
審判がインフィールドフライを宣言するときには、下の画像のように、空を指さして「インフィールドフライ!」と言います。
https://www.guildfordbaseball.co.uk/2014/04/umpires-call-infield-fly-rule/
審判がインフィールドフライを宣告するタイミングは、打者がフライを打ち上げて、打球が空中にある間にインフィールドフライを宣言します。
打球の行方も見ないといけないし、審判が宣告するかどうかも見ないといけないので忙しいですが、しっかり確認してください。
打球がインフィールドフライになったとき、どう動くのがベスト?
ここからは、打球がインフィールドフライになったときのベストな動き方を解説します。
インフィールドフライになる条件が分かっても、どう動けば良いのかが分かっていなければ、試合で活躍することはできません。
この記事を読んでくれた方が試合で活躍できるように、打球がインフィールドフライになったときのベストな動きを解説します。打者のベストな動き、走者のベストな動きに分けて解説します。
ぜひマスターして、試合で活躍してくださいね!
インフィールドフライが宣告されたとき、打者のベストな動きは?
インフィールドフライが宣告されたときの打者(バッター)のベストな動きは、以下のとおりです。もし自分が打者で打球を打ち上げ、インフィールドフライが宣告されたら、以下のように動いてくださいね!
- インフィールドフライが宣告されたら、打者は諦めて走らない
インフィールドフライが宣告された打球を打った打者は、インフィールドフライが宣告された瞬間にアウトとなります。守備側が打球をキャッチしても落としても打者はアウトです。
なので、打者のベストな動きは、諦めて走らないことです。大人しくベンチに帰りましょう。
例外として、インフィールドフライが宣告されても、打球がファウルになれば、打ち直しができます。打球がファウルになるのは、打球がファウル地域に落ちたり、ファウル地域で守備側がボールに触れて落とした場合ですね。なので、ファウルになればラッキーです。
打者はファウルになることを祈りながら、ベンチに帰りましょう。
打者が1塁まで走るのはオススメしない
インフィールドフライが宣告されたとき、打者が1塁まで走ると何がダメなの?
確かにインフィールドフライじゃない、普通のフライであれば、1塁まで走ることは大切です。もし守備側が落球してフェアになれば、1塁に残ることができますからね。
しかし、インフィールドフライが宣告されたフライは、守備側が落としても打者はアウトです。にも関わらず、打者が1塁まで走ってしまうと、1塁ランナーが「打者が1塁まで来たから、自分は2塁に行かないといけなかったっけ?」と混乱して、ベースを離れてしまうかもしれません。そうなると、塁を離れた1塁ランナーに守備側がタッチをしてダブルプレーを完成させられる可能性もあります。
インフィールドフライが宣告されたとしても打者は1塁まで走ってもルール的には問題ありませんが、味方のランナーを混乱させないためにも、諦めて走らないことをオススメします。
インフィールドフライが宣告されたとき、走者のベストな動きは?
インフィールドフライが宣告されたときの走者(ランナー)のベストな動きは、以下のとおりです。もし自分が走者のとき、打者が打球を打ち上げ、インフィールドフライが宣告されたら、以下のように動いてくださいね!
- インフィールドフライが宣告されたら、走者はハーフウェーで待機する
ハーフウェーとは、塁と塁の中間地点のことです。走者が打球を見て進塁と帰塁のどちらもできる位置のことですね。
インフィールドフライが宣告されたら、走者はハーフウェーで待機するのがベストです。
その後、フライがキャッチされたかキャッチされなかったかで動きを変えてください。
守備側がフライをキャッチしたら
守備側がフライをキャッチしたら、急いで元の塁に戻りましょう。
守備側にフライがキャッチされたら、走者は元の塁に帰塁しなければなりません。インフィールドフライとはいえ、通常のフライを守備側がキャッチした時と同じですね。走者が帰塁する前に、守備側に元の塁を踏まれるか、走者にタッチされれば、走者はアウトになってしまいます。
なので、ハーフウェーの距離は、守備側がフライをキャッチ後に元の塁に送球される前に安全に戻れる距離にしておきましょう。
守備側がフライを落としたら
守備側がフライを落としたら、次の塁を狙いましょう。
守備側がフライが落としたら、元の塁に戻らずに、次の塁に進んでOKです。こちらもインフィールドフライとはいえ、通常のフライを守備側が落としたときと同じですね。
ただし、通常のフライと違う点があります。走者をアウトにするにはタッチプレーが必要になっています。通常のフライであれば、守備側がフライを落としても打者はアウトにならないため、走者には進塁義務があります。しかし、インフィールドフライは宣告された時点で打者はアウトになっています。このため、走者には進塁義務がなくなっているんですね。
特に草野球では、フライを落としてしまうケースがよく見られます。インフィールドフライが宣告されても、守備側がフライを落としたのを確認したら、ランナーは次の塁を狙いましょう。
走者がタッチアップをするのはオススメしない
インフィールドフライでもタッチアップできるんだよね?
確かに、インフィールドフライでもタッチアップは可能です。守備側にフライをキャッチされても、リタッチすれば(元の塁に帰れば)次の塁に進むことができます。
しかし、インフィールドフライが宣告されるのは、内野手が普通に守備をすれば捕れる平凡なフライです。つまり、内野フライですね。内野フライでタッチアップを成功させるのは、かなり難しいです。フライをキャッチする人と走者が近いので、タッチアップをしてもアウトにさせられる可能性が高くなります。
インフィールドフライが宣告されたとしても走者はタッチアップしてもルール的には問題ありませんが、成功率はかなり低いので、タッチアップしないことをオススメします。
走者がハーフウェーで待機するのがベストなのは、インフィールドフライではタッチアップできないことがほとんどだからです。
インフィールドフライを正しく理解して、野球を楽しもう!
- 「0アウトまたは1アウト」で「走者1•2塁または満塁」では、インフィールドフライが宣言される可能性がある
- 平凡なフライが内野に打ち上がったら、審判がインフィールドフライを宣告するかを確認する
- 審判がインフィールドフライを宣告したら、打者は諦めて走らない
- 審判がインフィールドフライを宣告したら、走者はハーフウェーで待機する